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当社は最新の有機合成化学と長年にわたり培ってきた製造技術をベースに、特殊樹脂モノマーをはじめ、農薬・医薬中間体、電子材料や機能性化学品等幅広い化学製品の研究開発を行っており、ファインケミカル製品を中心にグローバルな製品を開発しております。

農薬中間体

ここでは、農薬中間体についてご紹介いたします。
当社では、低薬量で優れた除草効果を発揮し、環境にもやさしい水稲用除草剤の原体を始めとして、種子消毒用殺菌剤、植物成長調整剤、野菜や園芸用の殺虫剤、殺ダニ剤など幅広い農薬の原体および中間体を製造しています。これら農薬中間体は、グリニャール反応、過酸化反応、クロル化、ブロム化、エーテル化、縮合反応、異性化、不斉還元、SBH還元などの各種反応を用いて製造されています。

電子材料

当社が製造する電子材料は、フォトレジスト用材料や液晶ポリマーとして様々な電子部品に使用されています。フォトレジストとは、光や放射線によって物性が変化する感光性樹脂です。近年、ソフトウェア技術の進展に伴い、高集積化・高速化を求め、ナノレベルの高度な技術により露光波長を短くすることで解像度が飛躍的に上がってきました。当社の電子材料もまた、技術の進歩に合わせナノレベルでの管理が必要となり、高度な生産管理体制が要求されます。また液晶ポリマーは、PCや携帯電話の需要の伸びと軽量化が進むにつれて、樹脂材料から液晶ポリマーへの置き換えが進んでおり、今後も需要が伸びると予想されます。

樹脂原料

こ当社では、長年培ってきたフェノール誘導体製造技術・ノウハウを活かし、電子材料分野の高機能部材で使用される樹脂用原料としてビスフェノール系モノマーの製造・販売を行っております。中でもフルオレン誘導体〈TBIS®シリーズ〉は、その特徴的な分子構造(カルド構造)によって高屈折率、低複屈折といった特徴を示す為、光学レンズやフィルム、有機EL素子、液晶材料等の素材として非常に注目を集めています。
さらに、当社独自の有機合成技術を用い、ビスフェノールからエポキシ誘導体、酸二無水物誘導体、アクリレート誘導体など各種誘導体へ変換可能であり、これらも高機能材料用原料として開発を行っております。
また、フルオレン骨格以外にもお客様のニーズに応えたカスタマイズ合成が可能です。

染料

染料(Dyestuff)とは、溶媒(普通は水)に溶解させて布や紙などを染色するのに用いられる有色の物質のことを指します。溶媒に溶解せず何らかの媒体に分散させて使用されるものは顔料と呼びます。染料には、古来より動植物から得られる天然染料(藍や紅花など)が用いられていましたが、色素合成の工業化によりその価格の安さから合成染料が主流となりました。
当社は、合成染料の国産化、染料中間体から染料までの一貫生産工場を目標として創業しました。以来、次々と新製品を開発し、繊維・紙・皮革・プラスチックなどの素材別の染料を始め、偏光膜、文具などに用いられる機能性色素の技術により産業界のニーズに確実に応え、業界のパイオニアとしてゆるぎない信用を得ています。

ゴム用添加剤

ゴムを加工・製造する工程の中に、加硫工程と呼ばれるものがあります。加硫という言葉は、主にゴム業界の用語で、正確には硫黄による架橋反応を起こさせることで硫黄が熱によりゴムの分子の「橋渡し」が行われ、弾性や強度を保持した強力なゴムへと変わります。当社のゴム用添加剤は、硫黄を使用しない樹脂架橋剤として、ブチルゴムやハロゲンブチルゴムなどに幅広く用いられ、ゴム特性と耐熱性に優れた性能を示します。主に自動車用のタイヤに用いられています。また、天然ゴムや合成ゴムの「粘着付与剤」や「練り込み型加硫接着剤」としても使用されています。

高機能接着剤

当社は、1961年に国内で初めてシアノアクリレート系瞬間接着剤の製造・販売を開始しました。当時魔法の一滴と称された接着剤の革命児“シアノボンド"の誕生です。シアノアクリレートは、一般には水のような粘性の低い液体のモノマー状態ですが、空気中や接着するものに付着しているわずかな水分により瞬時に重合を開始し、ポリマーとなって接着されます。さらに、接着時に硬化促進剤を使用することで通常よりも短時間で強力に接着することができます。今日まで家庭電化製品、自動車、精密機械、家具、木工などのさまざまな分野に需要を伸ばし、産業界から高い信頼を寄せられています。また、エポキシ樹脂にアミンなどの硬化剤を加えて得られるエポキシ系接着剤“テクノダイン"は、初期接着性が高く、耐水性・耐湿性・耐薬品性・電気絶縁性などに優れています。常温硬化型二液タイプと熱硬化型一液タイプがあり、巨大な橋梁などの土木建築から電気・電子部品などのエレクトロニクス部品までオールラウンドに活躍しています。

可塑剤

当社の可塑剤は、歴史あるエステル技術を活かして、家庭生活で身近な食品包装用ラップフィルム、玩具、食品資材などの衛生面、安全面を必要とする分野で活躍しています。また、軟質塩化ビニル樹脂を中心とする工業用フィルムやシートなどに機能性を付加する二次可塑剤、合成ゴムの機能性を付加する特殊可塑剤、エステル油として合成潤滑油など、よりよい豊かな暮らしの実現のために幅広い分野で商品群を展開しています。そして、これからの分野として期待される導電性を持たせた可塑剤や生分解性プラスチック用可塑剤など、その時代のニーズにいち早く対応していきます。

加工樹脂

当社でラインナップしている紙用加工樹脂は、紙製品の本来持つ短所を補い、長所を最大限に引き出すと同時に、新たな機能も付与できるユニークな機能性樹脂です。
「印刷適性向上剤」は、変性アミン系樹脂や変性ポリアミド系樹脂を主成分として、塗工液に添加することによって、紙表面に塗布した際美しい印刷物が得られます。図鑑やポスター、折り込み広告などに使われています。
「湿潤紙力増強剤」は、ポリアミドエポキシ樹脂やメラミン樹脂を主成分として、水に濡れても破れにくくするために使用されています。ティッシュペーパーや紙おむつ、紙コップなどに使われています。
「情報記録関連薬剤」は、特殊スチレンマレイン酸ポリマーなどを成分とし、情報記録関連の紙などに対し、印刷の鮮明度や保存性、耐水性など特殊な機能を付与する目的で使用されています。インクジェット用紙や感熱FAX用紙などに使われています。